日本毒性学会生体金属部会
部会賞規程

2018年4月12日制定
2022年11月14日最終改定

(設置)

第1条
日本毒性学会生体金属部会は部会賞を設ける。

(授賞の対象)

第2条
生体金属部会は、金属と生体との関わりに関する基礎および応用(試験法開発を含む)研究を対象としており、その内容は生体現象から分子論的研究まで多岐にわたる。そのため、重要な研究を行ってきたにもかかわらず、その研究業績が十分に評価されていない場合も少なくない。これらの点も考慮して、部会賞は系統的、継続的に研究を積み重ねて新しい面を切り開いてきた研究者に授与する。

(候補者の資格)

第3条
過去に、メタルバイオサイエンス研究会(本研究会の前身である「メタロチオネイン研究会」および「メタロチオネインおよびメタルバイオサイエンス研究会」を含む)で、何らかの形で研究発表したことのある者。
  1. 本部会への貢献度が大きい者。
  2. 他学会等で受賞経験のないこと(若手研究者を対象とした賞を除く)。
  3. 当該年度のメタルバイオサイエンス研究会に参加し、受賞講演を行える者。

(推薦者)

第4条
候補者の研究内容および人物を熟知している日本毒性学会会員1名。

(表 彰)

第5条
授賞者は毎年1名とし、賞状、楯および副賞(センキョウ賞 5万円)を授与する。センキョウ賞は株式会社センキョウから提供される。
授賞式は当該年度のメタルバイオサイエンス研究会懇親会にて行う。

(受賞講演)

第6条
受賞者は当該年度のメタルバイオサイエンス研究会にて受賞講演を行う。

(候補者の推薦)

第7条
推薦者は、候補者に関する以下の書類を毎年定められる締切日までに各賞選考委員長宛てに電子メールで送付する。

1)推薦書(候補者氏名、略歴等を所定の用紙に記入したもの)
2)推薦理由書(2,000字以内で、生体金属の観点からの当該研究の評価および生体金属分野におけるこれまでの活躍や社会貢献から見た候補者の評価を述べる)
3)部会賞の対象となる業績のリスト(論文別刷りの添付は不要)
4)過去に、メタルバイオサイエンス研究会(本研究会の前身である「メタロチオネイン研究会」および「メタロチオネインおよびメタルバイオサイエンス研究会」を含む)で発表した演題のリスト(共同著者となっている演題を含む)。

(選 考)

第8条
部会賞の選考は部会賞選考委員会が行う。
  1. 部会賞選考委員長は部会長の承認を得て各賞選考委員長が指名し、委員(委員長を含めて5名)は部会長および各賞選考委員長の承認を得て部会賞選考委員長が指名する。
  2. 委員の任期は1年とし、再任を妨げない。
  3. 候補者と同一の研究室またはそれに相当する部局に所属する者および推薦者はその年度の部会賞選考委員になれない。
  4. 部会賞選考委員会は授賞者を決定し、選考委員長は該当者なしの場合を含めて部会長および各賞選考委員長にその結果を報告する。

(審査要領)

第7条
部会賞選考委員会による授賞者の選考は、以下の要領で行う。
1)委員会は電子メール会議とする。
2)委員長は全候補者の応募書類と審査表を各委員に電子メールで送付する。
3)各委員は、全候補者に1位から最下位までの順位付けを行い、その結果を審査表に記入して委員長に返信する。
4)委員長は、評価結果を集計して最上位の者を授賞者とする。

付則 本規程の改定が常任幹事会で承認された場合は、承認日から施行する。