実行委員長挨拶

 2022年12月8日(木)~ 9日(金)の2日間で第5回医薬品毒性機序研究会を開催させていただくことになりました。今後のコロナ感染の状況は分かりませんが、現時点(2022年8月)では、東京都江戸川区の「タワーホール船堀」にて開催する予定で準備を進めております。
 製薬企業に勤める非臨床安全性研究者において、ヒトにおける安全性を如何に定量的に予測するかは大きな課題です。毒性表現型ベースの一般的な毒性試験結果に加え、その毒性を引き起こした機序を理解することで、より正確なヒトに対するリスク評価が可能になると考えられます。しかし、医薬品開発の過程で毒性機序を明らかにすることは容易ではなく、非臨床安全性研究者にはさらに高いレベルの知識や技術が求められていると日々感じています。今回は非臨床安全性研究者に新たな知見を与えてくれる4つのシンポジウムを企画させていただくとともに、本研究会を立ち上げられ、また肝毒性機序理解において多くの有益な知見を見出された横井毅先生からご講演賜る機会を得ました。本研究会に参加し、得られた毒性機序の理解の一端を将来の医薬品開発に活用し、一人でも多くの患者様を助けることへの一助になれば幸いです。そのような想いを込めて、本研究会のテーマを「毒性機序理解の先にある医薬品開発」とさせていただきました。
 本年もポスターによる一般発表を募集いたします。医薬品毒性機序に関わる研究成果を幅広いテーマからご発表頂きたいと思います。特に若手の皆様には、優秀発表賞の授与もございますので、奮ってご発表頂けるようお願い申し上げます。
 皆様のご参加を心よりお待ちしております。
 最後に、本研究会の開催にあたり、ご講演及び座長の労をお執り頂く先生方をはじめ、準備期間からご助言・ご協力を頂きました方々に心より御礼申し上げます。

第5回医薬品毒性機序研究会 実行委員長
第一三共株式会社 安全性研究所
藤本 和則