第24回 次世代を担う若手のためのファーマ・バイオフォーラム2025

このたび、「第24回 次世代を担う若手のためのファーマ・バイオフォーラム2025」を明治薬科大学にて開催できますことを、大変嬉しく思います。本フォーラムは、2002年の第1回（実行委員長：堅田利明先生）開催以来、「若手の発表と対話の場」として脈々と受け継がれてきました。学部生・大学院生・若手研究者が、自らの研究を堂々と発表し、緊張感のある質疑応答を通じて大きく成長するというこの試みは、20年以上にわたって数多くの優れた研究者を育んできました。

このフォーラムの最大の特徴は、10分間の口頭発表に続く10分間の質疑応答にあります。質疑は時に鋭く、そして本質を突くものであり、発表者の研究の理解度や柔軟な応答力が問われます。座長やアドバイザーによる問いかけは、若手の研究者にとって非常に貴重な訓練の機会となっています。

特に注目すべきは、本フォーラムを経験した若者たちが、やがて自身の研究室を持つ立場となり、今ではアドバイザーや座長としてこの場に戻ってきていることです。そのような方々が、自身が受けた厳しくも温かい問いかけの経験を次の世代へと継承しており、まさに「次世代を担う若手のための」という名にふさわしい、素晴らしい循環が生まれています。

こうした好循環が着実に育まれていることは、本フォーラムの誇るべき財産であり、薬学における研究の発展を支える礎になると信じております。若手の皆さんには、ぜひ本フォーラムの場を自らを試す挑戦の機会とし、緊張感の中でも大いに楽しみながら取り組んでいただければと思います。

最後になりますが、本フォーラムの開催にあたり多大なご尽力をいただいた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

実行委員長　明治薬科大学　紺谷 圏二