第32回骨盤外科機能温存研究会

ご挨拶

第32回骨盤外科機能温存研究会
会長  高 橋 慶 一
地方独立行政法人東京都立病院機構 
東京都立大久保病院 外科

 この度、第32回骨盤外科機能温存研究会の会長を拝命し、2023(令和5)年6月10日(土)に東京駅に近いベルサール八重洲で開催させていただくこととなりました。本研究会は、1991年の創設以来30年以上にわたり、消化器外科医、婦人科医、泌尿器科医が一同となって骨盤外科の機能温存に関する様々な課題について意見交換を行う、大変有意義で歴史ある研究会です。このような研究会を主催させていただき、この上ない光栄なことでございます。
さて、今回の学術テーマは「過去の経験からの新たな変革」といたしました。過去10年間を見ても、診断技術や医療機器の進歩により、骨盤外科治療の環境も大きく変わりました。先達らが築いてきた骨盤外科のさまざまな知恵や技術が新しい環境の中でさらに発展的に進歩しているかどうか検証することは、きわめて重要であり、意義のあることと考えます。
そこで、今回の研究会では悪性疾患、良性疾患、機能性疾患を問わず、骨盤外科におけるさまざまな手術や新たな知見をご提示いただき、領域を越えてディスカッションをしたいと考えております。会員の皆様のちょっとした工夫や知見が新たな技術革新につながる可能性があります。
今回は演題の内容に関してテーマを設定しません。解剖、生理、機能、手術、薬物療法、放射線療法、その他骨盤外科に関連する演題なら何でも結構です。お気軽に奮ってご応募いただければと思います。
コロナ感染状況はなお見通せませんが、「with corona」で現地開催できますように、関係者一同鋭意準備を進めております。「face to face」での熱いディスカッションができますよう、会員の皆様が一人でも多くご参加くださることを心よりお願いする次第でございます。
2023年6月に会員の皆様と東京でお目にかかれますことを楽しみにしております。